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2008年2月 3日 (日)

壁量不足について

 おはよーでござんす。雨がシトシトぴっちゃんと降っとります。最近、土日に雨が多いと思うのは、のりぞーだけでしょうか?晴れたら、晴れたで、レジャーに行くし、雨は、雨で、家にこもるしで、やっぱり土日は、雨が降りそうな曇りが最高ですね!曇りこんかい!曇り!

 毎日新聞の朝刊3面にも、デカデカと掲載されていたし、ニュースステーションでも取り上げられていたので、もう、ほとんどの人が知ってると思うのですが、F住建の壁量不足の問題。実は、このニュース、昨年の秋ぐらいから、ずっと言われてて、いつ公表されるか時間の問題だったんですよね。

 記事から転載:

住宅施工販売会社のファースト住建(兵庫県尼崎市、大証2部)は29日、同社が施工・販売した木造2階建て住宅のうち、壁量が建築基準法で定めた基準に満たない物件が、新たに529棟見つかったと発表した。不足が判明した物件は、同社が無償で補修する。

 新たに不足が判明したのは兵庫県368棟、大阪府138棟、京都府17棟、滋賀県と奈良県の各3棟。そのうち510棟は基準値の7割以上の壁量があったものの、16棟は5~7割しかなく、3棟は半分に満たない壁量しかなかった。同社は「いずれも設計会社の計算ミスが原因。すぐに倒壊する危険性はない」と説明している。

 同社が施工・販売した物件をめぐっては、昨年7月に32棟の木造2階建て住宅に壁量不足が判明。その後、同社が自主点検を進めていた。

 当社の場合、幸い、1軒もF住建の家を仲介していなかったので、ある意味、人ごとのように感じるのですが、このニュースが与えた、建設業界(戸建)への不信感の加速を考えると、嫌になっちゃいますね。

 ただ、不思議に思うのが、筋交を一本減らしたり、壁量を減らすぐらいで、家のコストが減るかというと、専門家に聞いたところ、たいして金額は変わらないということです。

 多分、あのニュースを見た人は、家のコストを減らすためにやってると思うと思うのですが、今回おこった出来事の、本質的な原因は別のところにあると思います。

 そもそも、F住建は、尼崎市に本社を置く、いち建売屋さんだったのですが、その後、急速に拡大していき、大阪証券取引所に上場しました。今でこそ、東証マザーズみたいに、成長性さえ見込めれば、赤字でも上場できるような市場がありますが、F住建が、上場したころは、かなり審査基準が厳しく、その審査基準を満たすために、上場前3年間で、かなり無理な右肩上がりの売上づくりや、人材確保が行われたことが容易に想像でき、その規模に比べての、管理体制が難しかったんではないのかと思います。

 それと、薄利多売の商売を続けていくためには、回転率を異常に高めないといけないため、施工期間の極限までの短縮はもちろんのこと、販売をスムーズに終わらせる為の、俗にいう、『売れる為の間取り』が必要だったのではないかと、思います。

 なんとなく、M-トホープの社長が言ってた、「消費者が求めるから、安くて混ぜもののコロッケを作ったんや。」と言ってた言葉を思い出します。

 『売れる為の間取り』とは、まず、2階建ての戸建ての場合、構造計算がいりません。その為に、壁量計算とかして、耐震性や耐風性を考え、設計するのですが、例えば、リビングとキッチンの間に、壁があったら、お客様は嫌がりますよね。アイランドキッチンやオープンキッチンが流行るなか、「LDKは解放感のある、ドカ~ンと広い空間が良い!」というお客様はあとをたちません。

 お洒落~な、建築雑誌やホームページなどで、「素敵~♡」と言いながら眺めてる家々達は、素敵になるためのお金がかかってるということです。RCや鉄骨でない限り、そもそも、木造で、柱や壁のない広い空間や、窓の大きな開口部なんてことは、必ず、家に無理がきてるということです。

 多分、F住建の場合、先に間取りありきで、その後付けで、計算があったんじゃないかなと思うのでした。

 まぁ、僕も、あんまり専門家でないので、詳しいことはわかりませんが、住む為の家なんか観賞用の家なんか、わからんような家が、ポコポコ出来てる現在、上記のニュースは非常に良い教訓になったと思います。

 昔から言うじゃないですか、武骨な男ほど、いい男なんですよ。

 BY 武骨なのりぞー♡

 

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