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2009年4月10日 (金)

2項道路

 おはよーでござんす。そろそろ、花見の季節も終わりを迎えようとしています。賑やかだった阪急苦楽園口も、落着きを取り戻しそうですね。また、この時期は転勤の時期でもあり、お世話になった金融機関の人たちが大勢転勤されていきました。新天地でも、心機一転頑張ってくださいね。

 なにかと、ぶつかる42条2項道路。「道を歩けば、2項道路にあたる」という格言があったかどうかは知りませんが、うやむやのままでは嫌なので、最高裁の判例を調べてみました。

 そもそも、建築基準法では、都市計画区域内の建物建築に際して、建築確認申請が必要であり、その条件に建築基準法の道路に敷地が2m以上接していることが必要であります。(接道義務)

 42条2項道路とは、道路幅員が4m未満の道で、かつ特定行政庁が指定した道路になります。私道・公道問わずね。

 で~、建築の際には、セットバックということで、通常、道路中心線から2m後退して家を建てないといけないのですが、私道の場合、セットバックしたとしても、所有権は自分にあるのだからという見解で、いろんなトラブルが発生します。鉢植え置いたり、カラーコーン立てたり、車庫を突き出したり、塀をつくったりなどですね。

 道路行政のことを考えれば、道幅が4mある方が、車の通行とかの上でも、非常に便利なのですが、セットバックした張本人は、なんだか損した気分になるんでしょうね。

 では、最高裁の判例をどうぞ!コピペね!

最高裁 平成18323日第一小法廷判決(判例時報1932号 85項)被告の所有する土地が建築基準法第422項道路(いわゆるみなし道路)に当たるとして人格的権利に基づき同土地上の工作物の撤去を求める訴訟において被告が同土地がみなし道路であることを否定することは信義則上許されないとされた事例

本件は、Ⅹ1、Ⅹ2が、自宅敷地から公道に至る通路状の土地が建築基準法四二条二項所定の道路(2項道路)であると主張して、人格権的権利(いわゆる通行の自由権)に基づく妨害排除請求として、Y1、Y2に対し、通行を妨害する物件の撤去を求めた事案である。

1は、平成五年八月、土地(一団となっている数筆の土地)を購入し、そのうちの一部の土地上に自宅建物を建築した。また、同じころ、Y2は、Y1が購入した上記土地の一部に自宅建物を建築し、Yらは、その際、上記一団の土地のうち南側に位置する二筆の土地で形成される通路上の土地(本件土地)が二項道路の一部であることによって接近義務を満たすものとして建築確認を得た上、本件土地部分を舗装してこれを四m道路として開設した。また、Ylは、本件土地について、公衆用道路として非課税措置を受けている。

一方Ⅹlは、その約五年後である平成一一年にYl所有地の東側に隣接する一団の土地(Ⅹ1土地)を購入して同地上の建物に転居し、同土地のうち本件土地に接続する土地部分を道路として整備した。また、Ⅹ2は、平成一二年夏ころ、その更に東側に隣接する土地(Ⅹ2土地)上に自宅を新築したが、その際、本件土地からⅩ1土地を経てⅩ2土地に至る通路上の土地(本件道路)が二項道路であることによって接道義務を満たすものとして、建築確認を得た。


Yらは、Ⅹ1が転居して本件道路を通行するようになると、本件土地上 にブロック塀を設置するなどして、Ⅹらが本件土地を自動車で通行することを妨害するようになった。本件訴訟は、Ⅹらが、Yらに対し、右ブロック塀等の撤去を求める訴訟である。

本件の争点は、本件道路が二項道路であるかどうかであり、具体的には、本件道路が、この地域に建築基準法第三章が適用されるに至った昭和二九年五月(以下「基準時」という。)に、同法四二条二項にいう「現に建築物が立ち並んでいる幅員四m未満の道」であったかどうかが争われた。

一審はⅩらの請求を認容したが、原審は、昭和二九年当時本件道路付近に道幅七尺程度の通路と四軒の建物があったことは認められるものの、この通路と本件道路との位置関係は不明であり、また、この通路が道路として整備され、一般の通行の用に供されていた事実や公益上有用なものとして利用されていたことを認めるに足りる証拠もないから、上記通路を二項道路と認めることはできないとして、Ⅹらの請求を棄却すべきものとした。これに対し、Ⅹらが上告受理の申立てをした。

本判決は、Yらが自ら本件道路を二項道路であるとして建築確認を得て建物を建築所有しながら、本件道路が二項道路であることを否定することは、本件道路周辺の建物所有者であるⅩらとの関係において著しく正義に反し、Yらが、本件道路が二項道路であることを否定する趣旨の主張をすること は、信義則上許されないとの判断を示した。そして、原判決を破棄し、本件を原審に差し戻した。

要は、2項道路において、2項道路を前提に建築確認申請を得ている場合、いくら自分の所有権といえども、周辺建物や居住者の安全に寄与することが求められので、セットバック部分に工作物等は勝手に作ってはダメでしゅよ!撤去しなチャイナ!

 ということなんですね。でもね、この裁判、1審では原告側勝利、2審では原告敗訴、最高裁でまたまたひっくり返るになってるんですよね。本当に、法律の解釈って難しいですよね。

 まぁ、一般社会における当り前のことをしなさいということですね。

 大変勉強になりました。

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