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2011年7月29日 (金)

漠然としたモノ

 おはよーでござんす。水曜日、木曜日と家族を連れて、韓国ソウルへ家族サービスに行ってきました。

 のりぞーとしては、いつもお世話になっている家族へのせめてもの恩返しだったのですが、嫁さん曰く、

『もう、二度と、あんたとは海外旅行にはいかへん!』

と宣告されちゃいました・・・orz 

 何があかんかったんやろ??行きも帰りも、関空までの運転をしたのに??

 やっぱり、ソウルに着いてから、のりぞーだけ家族と別行動でヒルトンの一階に入り浸ったからかなぁ~? 

 まっ、気分を変えて仕事でもします!

 火曜日に書いたブログ『市場の要求』に対し、次のコメントが寄せられました。ストーカーさんからです。

 『例のごとく、いつも拝見しております。

私はマンション住まいなのですが、購入するときに、妻は「放火とかされそうで怖い」といって、一戸建ては嫌だと言ってました。

私は購入自体反対で、賃貸派だったのですが、聞き入れられませんでした...。』

 このコメントを読んだ時に、もやもやしていた漠然としたモノの正体がおぼろげながら見えてきた気がします。

 今、消費者さんというより、のりぞーを含めた日本国民のほぼ全員が漠然と心に抱えているもの。

 それは、今まで信じていたものの崩壊です。不信感と言ってもいいでしょうか。

 東日本大震災を経験した我々は、今回の震災で受けた直接的な被害よりも、多分、もっと甚大な精神的な被害を受けたと思います。

 絶対安心・安全と言われていた原子力発電が、実は、電力会社のやらせメールなでの世論工作によるもので、しかも、放射性物質を扱っているにも関わらず、ずさんな運営体質だったこと。

 避難区域などの情報がしばらくの期間隠ぺいされ、健康・命にかかわる情報が国民に即時開示されなかったこと。

 技術大国と言われた日本の技術が、緊急時に役に立たず、海外の力を頼りにしてたこと。

 健康被害のための安全基準値があっさり、変更されたこと。

 野菜、お茶の歯、牛肉など、直接口に入るはずのモノに対し、生産者の一部にごまかしてまで出荷する人が出たこと。

 ほとんどの国民が信じていた、日本人としての性善説的行動が、今回のことでことごとく覆された不信感が、国民に与えた影響は計り知れないものがあると思います。

 国民に信任された政治家でさえ、超一流と言われた企業でさえ、一部の農家の方も、結局は、自分のことしか考えないのかと・・・。

 その連想からいえば、我々不動産業界が、姉歯事件以降、口酸っぱく言っている、

『建築基準法が厳しくなって、今後はあり得ない!』

という言葉なんて、ほんと虚しく響きますね。

 全てのことに対し、猜疑心を持って意思決定を今後していかないとするのならば、なんて生きにくい世の中になったことでしょうね。

 食べ物、住居、政治、企業、隣人。起こるか起こらないかわからない、あらゆる事柄を想定して生きていくなんて、気が狂いますよ。

 多分、今、消費者さんが求めているもの。それって、絶対的な安心なんじゃないかなと思うのでした。

 その心理がより強くなった結果、財閥系や上場企業であるという肩書に安心を置かざるを得ない心理状態が出来てきた結果なのではないのかと思います。

 つまり、我々、零細企業が、この不信感の蔓延した世界で生きていくためには、必要以上の安心・安全の提供しかないんじゃないかと思います。

 それは、コストと相反するものなので、解決策は難しそうですね。

 でも、市場がそれを求める以上、やっていくしかないですね!

 ではでは。 

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コメント

取り上げていただき、有り難うございます。
とても納得できる内容でした。私も同じことを感じていました。
これからも楽しみにしています。

投稿: ストーカーです | 2011年7月29日 (金) 12時15分

>ストーカーです様へ
 
 いつも有難うございます。暑い日が続きますが、お体ご自愛ください。
 これからも応援宜しくお願いします。

投稿: のりぞー | 2011年7月31日 (日) 08時55分

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