そこにあるリアル
おはよーでござんす。韓国への慰安旅行から帰ってきましたよ。
今回の旅行は、いつものプライベート旅行と違って、社員さんの慰労がメインなので、ホテル籠りっぱなしは無しにして、観光に行ってきました。
行った場所は、DMZ(非武装地帯)です。韓国と北朝鮮は、現在も停戦中で、国境の38度線を中心に2KmのDMZゾーンが存在します。
ソウルから車で走ること約1時間。到着した場所は、DMZツアーの拠点臨津閣。誰が来るのだろうというくらい、物悲しい遊園地がありましたよ。
北朝鮮と韓国の軍人の捕虜を交換した自由の橋です。
橋には、統一の願いが書かれた布がたくさんあり、閉鎖された有刺鉄線の向こう側には北朝鮮の見張り台があります。
この拠点から、専用のバスに乗り換えて、DMZゾーンに近づいて行くのですが、一般車両は走っておらず、あちこちに検問があり、軍人さんがチェックをしています。当然のようにバスにも乗りこんできてチェックをしていきました。
非武装地帯では、南北朝鮮軍がお互い埋めまくった地雷が何十万個と埋まってるそうです!!
んで、いよいよメインの秘密トンネルに到着です。北朝鮮軍は、停戦中にも関わらず、ソウル侵攻を、この秘密トンネルを掘って着々と進めていたようです。現在、判明しているだけで、合計4本のトンネル。トンネル内は撮影禁止なので、写真はないのですが、天井が低くて腰に激痛がはしりましたよ。
トンネルの入り口は、韓国が観光用につくったものなので、雰囲気が伝わらないと思いますが、長い下り坂の入り口を過ぎると、ほんとビックリするような原始的な秘密トンネルが永遠と続きます。資料館のトンネル掘削風景です。
今回のツアーを経験して、我が国の隣国では、本当に戦争中の国があり、いつ、火ぶたがきっておとされるかわからない現実と緊張感。韓国の若者たちが徴兵によって、大事な思春期の時期を軍隊で過ごさないといけない理不尽さを感じました。兵士さんと、おしゃべりしたり、写真撮影したりしましたが、本当、普通の青年達で、なんともいえない気持ちになりました。
日本にいては絶対に感じることのできない、リアル。理不尽。同一民族同士の戦争のむごさをかんじましたね。
海外に行っても観光をすることが、ほとんどない僕ですが、今回は有意義でした。韓国に行かれるかたは、是非、DMZに行ってみてください。
ではでは。
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