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2012年11月17日 (土)

貨幣の改鋳

 おはよーでござんす。昨日の貨幣の改鋳を詳しく調べると、面白いですよ。

 社会の教科書では、改悪として教えられたのですが、最近の学説ではどうもそうでもないようで・・・。

 元禄時代になると新たな鉱山の発見が見込めなくなったことから金銀の産出量が低下し、また貿易による金銀の海外流出も続いていた。その一方で経済発展により貨幣需要は増大していたことから、市中に十分な貨幣が流通しないため経済が停滞する、いわゆるデフレ不況の危機にあった。それをかろうじて回避していたのが将軍綱吉とその生母昌院の散財癖だったが、それは幕府の大幅な財政赤字を招き、この頃になると財政破綻が現実味を帯びたものになってきていた。

 当時の財政赤字は、収入が80万両だったのに対し、支出が140万両だそうで、ほんと今の日本とそっくりですね。

 そこで、そこで萩原重秀という勘定奉行は元禄8年に、慶長金・慶長銀を改鋳して金銀の含有率を減らした元禄金・元禄銀を作ったのです。

 この部分は、教科書で習った部分なのですが、その時の教えでは、貨幣価値が減少したことによって、すさまじいインフレが起きたと言われていました。

 が、金沢大学教育学部教授の村井淳志氏の研究によれば、元禄期貨幣改鋳の後11年間のインフレ率は名目で平均3%程度と推定され、庶民の生活への影響はさして大きなものではなかったそうです。その一方で、改鋳により豪商や富裕層が貯蓄していた大量の慶長金銀の実質購買力は低下し、商人たちは貨幣価値の下落に直面して貯蓄から投資へ転じたようです。

 今の経済的閉塞感を打破するヒントがここに隠されている気がしますね。

 ではでは。

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